空中では、実際に動作しない

　さらに、毒血症によって大腸の機能が低下し、
腸内細菌が減少することで、体に必要な栄養を吸収できなく
なるという悪循環が起こる。宿便の停滞で腸内で腐敗が
起こり、腸内細菌のバランスも崩れる。

　西式療法では排泄が第一のキーワードであるのに対して、
無農薬りんごの育成では、木の根の強さ、つまり栄養素の
吸収がキーワードとしてあげられている。

　化学肥料や有機肥料を多く用いることで、土壌が栄養過多に
陥る。そうすると、りんごの木は根を伸ばす努力をしなくなり、
根が成長しなくなる。根は貧弱になり、栄養吸収力が弱まるだけでなく、
幹を支える力も弱くなり、風雨に弱くなる。

　さらに不自然な栄養過多は土壌中の微生物や細菌も育たなくなり、
土壌中の栄養はますます乏しくなってしまう。このために、
肥料の散布をしなければならないという、悪循環に陥る。

元のSARS

　土壌中の栄養素を自然な状態にして、細菌や昆虫、雑草に
正しく栄養素の分解や構築をし、りんごの木に少ない栄養素を
効率的に吸収できる強い根を作らせることで、無農薬かつ無肥料で
生き残れるりんごの木を初めて作ることができる。

　西式甲田療法では、自然界中というより、生物としての人間に
焦点を当てているために、第一に排泄をすべきと主張している。
りんごの木の場合は、水はけや日当たりなどがこれに当たる。
ただ、農家の話なので、りんごの木の「排泄」の条件は満たしている
前提のために、「吸収」に力点が置かれているのだと思う。

　西式甲田療法やナチュハイの理論の多くが排泄や消化の大切さについて
ページが割かれている。そのために、腸内細菌や腸の吸収効率について
見逃されやすい。宿便の停滞することで腸内が腐敗すると、腸内細胞と
腸内細菌が減少する。すると、栄養の吸収効率が下がってしまう。

　病気に負けない健康な体を手に入れるためには、強い腸を作ることが
必要である。そのために、宿便の排泄を行って、腸内環境を整備して
エネルギーの吸収効率をあげるのが重要である。

　りんごの木も人間も同じ生き物として、強く生きるために必要なのは
自然な力を最大限に生かす環境を整えること。ただ、これにつきると
思う。

参考：

↓この記事はローフード生まれです。

にほんブログ村